今週のウルトラマンメビウス 第44話 「エースの願い」

　街が廃墟となった空間に落ちたミライとアヤ、そしてヒルカワ。
　うろたえたり悪態をついたりと、忙しいヒルカワ、挙げ句の果てには現れたヤプールにミライを撃てば助けてやるとそそのかされ、本当に撃ってしまうし・・・・
　そんなヒルカワの前に「撃つなら私から撃って」「人間のプライド捨てて生きるよりましよ！」と立ちふさがりミライを庇うアヤ、ステキです。
　そして、アヤを庇ってバリヤーを張ったミライを「バケモノ」呼ばわりするヒルカワ。人間追いつめられると、ここまで見苦しくなるものなんですかね・・・。
　それでも人間を護るというミライに、遂にヤプールが正体を現し巨大化、ミライも変身して戦うが、メビウスキラー戦に続く連戦で、やられ放題です。

　謎のフィールドの為に機能停止したフェニックスネスト内で大わらわのGUYS。そんな中マリナの耳に「石柱にぎりぎりまで近づいて、フィールドの発生源を撃て」と謎の声。早速ガンスピーダーで発進するリュウとジョージ、マリナ。そして石柱を護ろうと出現する超獣「ルナチクス」、元々野良超獣だったハズのルナチクスですが、いつの間にやらヤプールに飼い慣らされてました。
　そしてマリナにメッセージを伝えた声の主「北斗星司」は月を見上げ、時を待つ。

　仲間と分断されたお前に勝ち目はないと、猛攻を加えてくるヤプールの前に遂に倒れ伏すメビウス。
　ミライの心に北斗が語りかけてくる。かつてパートナーであった南夕子と別れた北斗、しかしいつも心は繋がっていた、いつも近くに感じていたと。例え離れていてもGUYSとミライの心は繋がっている。そして、外の世界（？）ではアヤがミライを励ますが、でも「私のナイト」って。
　北斗とアヤ、二人の言葉に再び立ち上がるメビウスはバーニングブレイブにチェンジ、メビュームバーストでヤプールを撃破。「偉大なる皇帝の四天王はまだ三人残っている」と言い残し、爆発するヤプール。

　北斗のサポートでフィールドの発生中枢を破壊したGUYS、機能回復するフェニックスネスト、時は来たりと変身する北斗星司。エースのメタリウム光線がルナチクスを粉砕し、ファニックスネストのフェニックスフェノメノンが石柱を破壊、これで怪獣や宇宙人を呼び寄せている時空波は止められましたね。

　ヤプールを倒し元の世界に戻ってきた三人。それでもヒルカワ、助けてくれたミライに感謝するどころか、ミライ＝メビウスというネタを手にしたことの方が重要のようで、どこまでも救えないヤツ。この流れだとまた出てくるんだろうなコイツ。
　そんなヒルカワに怒りを覚えるミライだが、エースの「優しさを失わないでくれ、弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。例えその気持ちが何百回裏切られようとも、それが私の変わらぬ願いだ」。その言葉に救われた思いのミライ。

　北斗に語りかける声。振り返るとそこにいたのは、南夕子。三十数年ぶりの再会に喜び語り合う二人、そして二人が手を合わせるとまばゆい光が輝き始め・・・。

　そしてアヤはミライのほっぺにチュッです。

　そして、次回は郷さん登場です。